「認知症」を告知する?しない?

親が認知症になったら、そのことを本人に告知するべきかどうか悩むところです。認知症の告知には賛否両論があり、その決断は大変に難しいものです。現在の医療では、認知症の進行を遅らせることはできても、完治は難しい病気とされています。

告知は、メリットとデメリットと考えながら、本人の性格なども考え、家族で慎重に検討する必要があります。「本人に伝えて、今度のことを本人と話し合いたい」「本人のショックが大きいので告知はしない」など、方向性を決めておくといいでしょう。

すぐに伝えなくても、家族が認知症に対する正しい知識を身に付け、誤解や不安がなくなり、受け止める体制ができてから告知する方法もあります。むしろ、親が認知症になったということを家族がしっかりと受け止められるまで告知を待つことは大事です。

もし告知としない選択をした場合は、継続的な通院や薬を飲み続けることを嫌がることが考えられます。その場合には、「健康診断に行くんだよ」などとやさしい嘘をついて、病院に連れていきましょう。

認知症についての知識

アルツハイマー病だけではなく、脳卒中その他外傷によるものなどでも発症し、思考力や判断力、記憶力などの機能が徐々に奪われていく。以前は痴呆症と呼ばれていた。
アルツハイマー病には治療法がまだ見つかっておらず、現状は進行を遅らせることが治療の中心となっている。認知症患者は、高齢者の増加に伴い、2015年には250万人、2025年には323万人になると予想されている。

認知症を告知するかしないか

告知するメリット
・患者自身の「知る権利」を守られる
・患者自身が病気を自覚することで、病状が安定する場合がある
・納得した上で、治療ができる
・本人がやりたいこと、やっておくことなどを判断し、行動する時間が得られる

告知するデメリット
・治療法が無いため、告知によって患者が傷ついたり、混乱したりする
・認知症を「人格の死」と考えてしまい、深く落ち込むケースがある
・告知した後に、精神的に不安定になることで、治療に影響がでることがある
・受け止める側の家族に心の準備が出来ていない場合、家族全員が混乱することがある。

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