認知症の親との接し方

親が認知症になったら、どのように接していくのか、事前に考えおきましょう。
認知症は、脳出血や脳梗塞による「血管性認知症」と、脳全体で神経細胞が死んでいく「アルツハイマー型」があります。

血管性認知症は部分的な認知障害で、原因となった疾患を治療していくことで、まれに改善するこがあります。しかし、アルツハイマー型は、薬などで進行を遅らせることはできても、治ることはありません。神経細胞が徐々に死んでいくにしたがって、認知症は進行し、徘徊や幻覚、妄想などの問題行動が増えていきます。

認知症患者は、体の不快や不調を言葉で明確に伝えられないため、徘徊や暴れ、不潔行為などの形であらわすといわれます。また、自立できなくなっていく過程で不安になります。世話になっている負い目から、物を捕られたなどと相手を加害者にし、自分を被害者にすることで、対等な関係を維持しようとする無意識の行動ともいわれます。

このような場合、叱ったりするのは、プライドが傷つき逆効果になります。さらなる問題行動を起こすことにもなります。

ポイントは、規則正しい生活リズムです。日常生活に変化があまりなく、親のペースで暮らせるような環境を整えてあげます。どんなに間違えたことを言っても、それが何度となく繰り返されても、すべてを受け入れ、温かい対応が必要なのです。

親の認知症が一定以上進んだ場合は、遠距離介護では限界があります。グループホームや小規模多機能型居宅介護の利用も考えていきましょう。

種類 特徴

血管性認知症

脳出血や脳梗塞などの疾患が原因の認知症。部分的な認知障害なので「まだら認知症」といわれることもある。比較的、人格は保たれます原因となる疾患を治療することで、改善することもまれにある。

アルツハイマー型認知症

脳全体で神経細胞が死んでいくのが特徴である。以下のように、ゆっくりと進む。

健忘期(記憶障害、計算ができない、思い通りに行動ができない)

混乱期(見当識障害、失語、徘徊、幻覚、妄想)

認知症期(高度認知症、寝たきり)

ピック病

前頭葉と側頭葉に委縮が起きる。感情や行動の制御に問題が起きる。人に対する態度が変化し、人を無視したりバカにした態度をとるのが特徴

レビー小体型認知症

アルツハイマー型に次に多く、高齢者の認知症の2割がこのタイプ。大脳皮質にレビー小体という物質がたくさん出現することで、発症し、幻覚も現れる。日によって症状が異なる。

 

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