民間の介護保険

要介護になると支出も増えます。貯蓄で備える方法もありますが、貯蓄から出すよりも、保険から支払いをしたいと思う高齢者もいます。経済的に余裕があれば介護に備えて、民間の介護保険に入ってもらう方法があります。 加入できる年齢、健康状態のうちに検討することをおすすめします。介護保険は、他の保険の特約としてついているものもありますので、加入前にはダブらないように、親が加入している保険を確認することが大事です。公的な介護保険を前提にして、それでは不十分と思われる部分を民間の介護保険で補います。 民間の介護保険は、所定の要介護状態になった時に、介護一時金や介護年金が支払われるものが一般的です。 介護一時金は・・・

高額介護合算医療費制度も押さえておこう

公的健康保険と介護保険の両方を利用していて、1年間にかかった医療保険と介護保険の自己負担額が限度を超えた場合には、その一部が払い戻しされます。払い戻しには、手続きが必要なので忘れずに行いましょう(75歳以上は後期高齢者医療へ申請)。 高額療養費や高額介護サービス費、高額介護予防サービス費で戻った分を差し引いた、実質的な自己負担額に適用されます。医療保険と介護保険の合計には、食事療養費や差額ベット代などは含まれません。 自己負担限度額を超えた額が健康保険と介護保険の自己負担額の比率に応じて支給されます。介護保険から支払われる分は、「高額医療合算介護サービス費」で、医療保険からは「高額介護合算療養・・・

高額介護サービス費制度

「高額介護サービス費制度」とは、要介護者やその家族の負担を軽減するための制度です。1ヶ月の自己負担額が上限を超えた場合には、限度額を超えた分が後日払い戻しされます。医療保険の高額療養費制度の、その介護保険版といえます。 自己負担額とは、在宅サービスや施設サービスにかかった費用の1割です。この中には居住費や食費、福祉用具購入費、住宅改善費は含まれませんので注意してください。 高額介護サービスの自己負担上限額は、4段階に分かれています。実際は、利用者が一旦全額を支払って、その後申請を行い払い戻しされます。 手続きは自治体の介護保険課の窓口で行います。かかった介護サービス費の領収書類類が必要となる場・・・

高齢者虐待防止法も知っておこう

近年、高齢者に対する身体的・心理的虐待、介護や世話の放棄などが家庭や介護施設で行われていることが社会問題になりました。 高齢者虐待とは、65以上の高齢者の心身に深い傷を負わせ、基本的人権を侵害する行為です。殴る・蹴るなどの暴力行為、暴言、必要な医療・介護を受けさせず放置、勝手に年金を使ってしまうなどがあります。それも1つではなく、2つ、3つと重ねて虐待が行われています。 これらを受けて、平成18年4月に「高齢者虐待防止・養護者支援法」が施行されました。 この法律では、高齢者虐待に気づいた人からの市区町村への通報を努力義務としています。さらに、必要が認められる場合は、警察の援助を求めることもでき・・・

介護する側のメンタルケアも大事

介護の悩みは一人で抱え込むケースが多いです。早めに誰かに相談し、自分のストレスを発散し、リフレッシュすることが大切になってきます。 厚生労働省によると、在宅介護者の4人に1人が軽度以上のうつ状態とみられるそうです(平成17年度アンケート)。介護に疲れて死んでしまいたい(3割以上)、介護について相談できる仲間が欲しい(5割)となっていて、介護者の支えるなる人の必要性が大きいことがわかります。 定期的に自分の時間を持って、音楽を聴く、大笑いをする、ジョギングをする、ペットを飼うなど、リフレッシュできる何かを見つけてください。同じような悩みを持つ家族会に参加するのもいいでしょう。家族会には、自分と同・・・

認知症の親との接し方

親が認知症になったら、どのように接していくのか、事前に考えおきましょう。 認知症は、脳出血や脳梗塞による「血管性認知症」と、脳全体で神経細胞が死んでいく「アルツハイマー型」があります。 血管性認知症は部分的な認知障害で、原因となった疾患を治療していくことで、まれに改善するこがあります。しかし、アルツハイマー型は、薬などで進行を遅らせることはできても、治ることはありません。神経細胞が徐々に死んでいくにしたがって、認知症は進行し、徘徊や幻覚、妄想などの問題行動が増えていきます。 認知症患者は、体の不快や不調を言葉で明確に伝えられないため、徘徊や暴れ、不潔行為などの形であらわすといわれます。また、自・・・

「認知症」を告知する?しない?

親が認知症になったら、そのことを本人に告知するべきかどうか悩むところです。認知症の告知には賛否両論があり、その決断は大変に難しいものです。現在の医療では、認知症の進行を遅らせることはできても、完治は難しい病気とされています。 告知は、メリットとデメリットと考えながら、本人の性格なども考え、家族で慎重に検討する必要があります。「本人に伝えて、今度のことを本人と話し合いたい」「本人のショックが大きいので告知はしない」など、方向性を決めておくといいでしょう。 すぐに伝えなくても、家族が認知症に対する正しい知識を身に付け、誤解や不安がなくなり、受け止める体制ができてから告知する方法もあります。むしろ、・・・

介護の心構え

介護をするにあたり最も大切にしなければならないのは、「人間としての尊厳を守る」ということです。 今までできていたことが徐々にできなくなってくる、思い通りに体が動かないなど、老いはいずれ誰もが感じることです。老いを感じたときに、悲哀を感じるものです。 介護者の何気ない一言で、喜ぶこともあれば、傷つくこともあります。介護している人は、日々のストレスが溜まり、時には声を荒げてしまうこともあると思いますが、出来る限り平常心で接し、思いやりの気持ちを言葉や態度で伝えましょう。 介護者の自尊心を重んじて、できるだけ孤独を感じないように、家族での食事、誕生祝、正月などを家族と共に楽しむことが大切なのです。 ・・・

住まいをバリアフリーに!

統計によると、事故の9割が住居内で起きています。50歳以上で家の中で転んだりなどの経験をした人が5割を超えていることからも、住居のバリアフリーがとても重要といえます。高齢者にとっては、少しの段差でも事故につながるのです。 手すりや滑り止めをつけたり、段差をなくすだけでも未然に防げる事故は多くあります。住居内に危険個所がないか、家族で確認してみましょう。 業者にお願いして改修工事をする場合には、介護保険制度を利用して住宅改修をすることができる範囲がありますので、確認しましょう。 住宅改修費は要介護認定を受けた人ならば、支給を受けることができます。支給額は生涯で20万円を上限としていて、改修費の9・・・

介護生活に必要な6つのポイント

介護生活は長期に及ぶことが多いです。親の体のケアだけではなく、心のケアやコミュニケーションも必要となります。長期にわたる介護生活を乗り切るためのポイントがありますので、参考にしてください。 介護生活のポイント ①介護される親の価値観や意思を尊重する 本人の身になって考えて、価値観や意思を尊重します。介護する自分たちの都合だけで、大きく環境が変わらないように、出来る限り以前の生活を送れるようにします。 ②「できない部分」をサポート 介護の基本となるのは、本人の自立と尊厳なのです。何でも「やってあげる」ことが本当の介護ではありません。老化や障害によって機能が低下していきますが、なるべく悪化させずに・・・

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